秋支度

夏が終わってしまうような気がして

慌ててあちこち掃除をした。

冷え込んでからは億劫になる水仕事や、外回りの掃除。

乾きづらくなる大物の洗濯なんかも。

 

換気扇のファンをつけ置き洗いし、

内部もさらさらの感触になるように丁寧に拭く。

ついつい裸足で歩いてしまいがちな床も、全部水拭きして。

ベランダを片付けたら水をかけて、タワシで擦って、また水をかけて。

 

秋の風を入れる準備が整った。

 

そういえば、バスタオルをリネン100%のものにした。

以前は綿混のものだったので、綿の部分が禿げるようになってしまって。

今はちょっとずつ柔らかく育てているところ。

変化が楽しくて、嬉しい。

これからお風呂が楽しくなる季節だから、味わいながら使っていきたい。

 

 

 

 

熊野筆を買う

使っていた化粧品の付属筆が壊れてしまったので

思い立って熊野筆を買った。

木の柄と丸いフォルムがかわいい。

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筆記具のように持つのも便利そうだけれど

私はこれくらいの握り込んでやるほうが負担が少ない。

使うときにも、保管にも。

 

ちょっといい道具を買ったせいか

化粧品への意識もちょっと高くなってきて

新しい楽しみができた。

日焼け止めを選ぶ

この季節にいつも悩むのが日焼け止め選び。

多種多様なメーカーからさらにバリュエーション豊かに売り出されている日焼け止め。

基本的に私は、紫外線吸収剤不使用のものを使いたいと考えている。

 

日焼け止めの種類には

紫外線吸収剤と紫外線拡散剤の2種類があって、

前者は紫外線が当たった肌での化学反応によって紫外線を防ぐもの。

後者は読んで字のごとく、紫外線を反射させるものだ。

肌の表面で化学反応を起こすので、一般に肌にダメージがあるものとされていて、

別に敏感肌という訳でもないけれど、なんとなく避けている。

 

紫外線拡散剤のほうは、白残りしやすくって

ズボラな私が塗るとよく白いのが目立っている。

全然ダメなんだけど、

最近は白残りしないタイプも出てきてるらしくって

そんな風に、技術革新を頑張っているメーカーを応援したいという気持ちもけっこうある。

購買というのは投資の一種だから。

 

というのが、今までの私の日焼け止め選びの基準だ。

今年はさらに、スプレータイプを選ぶことを基準にした。

塗り直ししなきゃいけないなら、スプレーが楽でよい。

 

すでにノンガスタイプの日焼け止めを購入して、

仕事帰りにシュッと塗り直して帰宅している。

日が長くなったから、帰宅時間も西日がきついことがままある。

帰りに手軽に塗りなおせるのは安心だ。

会社のロッカーに置いておいているので、小さめのものにしている。

 

さしあたり、上記のものは容量重視で紫外線吸収剤のもので妥協した。

今家で使っている液体の日焼け止めを使い終わったら、紫外線吸収剤フリーのものにしたい。

いや、したかった。

いろいろ調べたし見て回ったけれど、売っていないのだ。

妥協点として、紫外線吸収剤をコーティングしているものを買うことにした。これも店頭では見つからなくて、通販を使った。

お中元の時期は外したから、物流の負荷にならないとよいのだけれど・・・。

 

 

わがままを着こなす

対談を読んでて、そうそう!と思ったことがあった。

「なに食べたい?」「なんでも~」問題への意識。

dual.nikkei.co.jp

私がコミュニケーション過多なのは、サービス精神によるものなんです。「今日何食べたい?」って夫に妻が聞いたら「なんでもいい」って言われて、でもカレーを作ったら「オレ今日カレーだったんだよ」って言われてイラっとした……みたいな話ってわりと聞くと思うんですけど、やっぱり「なんでもいい」みたいな答えって、相手に対してサービス精神がないなって。相手は喜んでもらいたいから聞いてるんだから、自分の中で「正解」が思い浮かばなくても、、最低限、「自分が何をしてもらったら嬉しいか」を伝えることが相手に対するサービスだと思うんです。 

 

「何食べたい?」の問いに対して、「なんでも」と返したことがないことを誇りに思っている。

「麺類」「洋食」「バジルを使ったなにか」

ぶっちゃけどうでもいいと思っているときだって、ちゃんと返す。ものすごく雑だったときの回答は「塩分」

その意図は、引用した部分そのもの。相手が達成可能な範囲で、かつ望みをかなえてあげられた、という意識が持てそうな選択肢を絞る。

 

何かを決定するって、実はすごく疲れることだ。

複数人いるとなおさら。

こうしたい、って方針が決まるだけでもすこし楽になる。

ぱっと提案して、反対意見が出なければその方向で決められるし

反対意見が出たら出たで、方針も定めやすい。

最初の一声を出すのは、わがままくらいの扱いでいい。

 

たぶんこれは、自分で意思決定することが多い人だからこその

処世術という気もする。

旅行を計画したり、幹事をしたりすることが多い人。

意思を示してもらえないことのつらさを知っている人。

そして、誰かの希望を叶えられる喜びを知っているということ。

 

わがままな人であろうと思う。

誰かが叶えやすい望みを多く、意識に上げられるよう心掛けたい。

 

 

 

air Closetを3ヶ月利用してみた

冬の間って、コート着ちゃえば出かけられるので

私服がどんどんダサくなっていた。

毛玉のついたまま、縮んでしまったニットだって

とりあえず着ておけばあったかい。

 

いや、でもさすがにすぐ上着を脱げないような服は

いかがなものかと思っていて、思い続けていて

えいやっとair Closetの申し込みをしたのだった。

ここで服を買うという選択肢を取らずに、レンタルファッションを選んだ理由は2つ。

1.あまりにダサいままだったので自分のファッションセンスが信用できない

2.冬服はかさばるからあまり所有したくない

 

要は所有するに値するだけの服を自力で見つけられなかったのだけれど。

このとき、3ヶ月の契約にした。1ヶ月ごとよりちょっとだけおトク。

3ヶ月にしたのは、

忘年会、新年会、送別会の私服を見られる機会をクリアできるなと思ったため。

できればこの3ヶ月で、ファッションセンスを持ち上げてもらって、第一印象の機会が多い春には自分らしい服を購入したい、という目標もあった。

 

実際、スタイリストさんってすごい。

数値とたった1枚の写真で、最初から私に似合うドンピシャの服を送ってくれた。

自分でも購入しがちな色、デザインの服が来ると、

「やはり私にはこれが似合っていたのだな」と確認できるし

自分じゃ絶対買わない服が意外に似合うことを知る。

今まで5回ほど利用しているけれど、似合わないのは来ていない。

あと流行りのアイテムも入ってくるのが、レンタルならではって感じだった。もう、今年しか着れないようなアイテムは買わないし。

 

洗濯しなくていいのも楽だった。

飲み会の後のタバコ臭くなってしまった服を、箱に入れてそのまま返却。部屋に匂いも残らないし、他の服にも移らない。

ニット、基本手洗いにしていたのだけれど、失敗すると縮むし、手洗いをする時間が取れないといつまでもタバコ臭い服が置かれているのが嫌だった。

 

思っていた以上に快適だったのが、荷物のやりとり。

利用した翌朝に、仕事前とかにコンビニから発送して、3日後には受け取れる。だいたい月曜返却、水曜受け取りにしていた。平日のうちに手持ち服と合わせてベスト組み合わせを模索して、週末楽しんで返却。おおむね3点の中で組み合わせられるように送られてくるから、ほとんど私服は使っていなかったけれど。

受け取りも、クロネコメンバーズならコンビニ受け取りの指定ができるので、発送の連絡が来たら受け取り先の変更手続きをする。

受け取りも発送もクロネコポイントが付くので大変おいしい。

 

こんな感じで、特に冬服を買い足すこともなく暖かくなってきた。

一年中契約するにはちょっと高すぎるので、3ヶ月でおしまいにする。

もともと服の購買意欲があまりない人間にとっては、いろいろ勉強になった。

冬服の管理ってやっぱり大変なので、次のシーズンもまた利用するかもしれない。

air Closetみたいにスタイリストがつかなくても、自分で選んだ服をレンタルできるサービスでもいい。*1コートのレンタルがあったら最高なんだけれど、今のところは見当たらないね…。

 

俄かにファッションセンスが磨かれてしまったので

今まで持っていた妥協の私服の数々がゴミ袋に入った。

持ち越しのアウターはゼロだ。

 

 

 

*1:ファッションレンタルサービスのサイトを見てて思うのが、ハンガーにかけただけだとシルエットが判らないこと。トルソーとかにかけてもらえないのかしら

猫になります

火曜のドラマ「カルテット」を何度も繰り返しみている。

具体的には1週あたり5回は見ている。

逃げ恥だって2回しか見ていなかったのに

なんだってこんなに見てしまうのだろう。

 

ハマっているという意識はない。

そんなにテンション高く気に入っている訳ではなくて

心地がいいから、何度も見てしまうという感じ。

男性配偶者のことを「夫さん」と呼んだり、

家事をしているのが男性だったり、

「世の中の当たり前」に対して力を抜いて

アンチテーゼを示しているのが心地よい。

 

私は料理をしないのだけれど、

よく「それはおかしい」というような指摘を受ける。

いい大人が料理もせずに暮らしている、というのは努力の余地がありそうだけれど、

それ、私が男性であったとしても指摘していた?といつも思う。

男性がまったく料理をせずに還暦を迎えることだってあるのに。

 

最近インターネットで

旦那、嫁という呼び方はおかしい!というアレルギー反応をよく見るようになった。

私もそのアレルギーがある。養ってもらうことはないと思っているから余計に。

奥さん、家内もおかしいと思うし、もう全部連れ合いか配偶者でいいじゃん、と思っている。

「夫さん」という表現は絶妙だ。違和感が他人の配偶者を示す敬称がない、ということを気付かせている。

 

性別の「らしさ」を強要されない世の中になっていけばいいなー。

とゆるく考えながら、くすくす笑って見ている。

 

七草も過ぎ

2017年になって初めての投稿となる。

今年は友人の家で年越しをして、賑やかに年明けを迎えた。

夜が明けた帰り道、見慣れない街並みがやけに清々しく見えて

ああ、この清々しさのために大掃除をするのだな

なんて思ったりした。

 

初売りに乗じて、ロボット掃除機ルーロを購入した。

ルンバの調子が悪くなったので、買い替えとなる。

稼働させた後は、なんとなく部屋が明るい感じがする。

これが、清潔のかがやき。

 

整っているのは心地よいし

清々しいと背筋が伸びる。

この感覚を、一年間持っていたい。

 

今週のお題「2017年にやりたいこと」