回顧

月が欠ける夜に

秋もまた出会いと別れの季節で、 出会いによろこびながら、ふと喪失感に気が付いたりする。 忘れることが苦手だ。 怖いと言ってもいい。 人よりも多くの時間を、過去を思い出すために費やしてきた。 年を重ねるごとに、それは悲しみが増して もう会うことが…

あとちょっとでさよならだから

久しぶりにヤフーメッセンジャーを起動した。 5年くらいまえにパソコンを買い替えた時には すでにアプリを入れてなかったから、それ以来。 web上でも開けるようになっていたのを初めて知ったし 状態表示が変わってつぶやきになっていたし プロフィールは手…

140124

初めて一人暮らしをしたのは戸田市だった。 ボートコースと、競艇場と、倉庫街のまち。 道端に赤鉛筆が落ちていたり、 学生の休みシーズンには合宿にきた 体格のいい集団がスーパーで買い物をしていたり、 路駐しているトラックを縫ってトラックが走っていた…

20130919

十五夜の夜。 生徒会室か出る頃には、すでに外は暗くなっていた。 夏服の制服に、まだ指定じゃなかったカーディガンを重ねてやや肌寒いくらい。 2つ上の先輩たちと話しながら歩く川沿いの道。 川に、月の光の道が出来ているのを見つけて みんなで振り返った…