アグロフォレストリー

はてブのトップにあった記事が素敵だった。

団地ヤギ、雑草完食し任務終了…惜しむ声しきり : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

団地に茂る雑草を食べさせるために、ヤギ4匹をレンタルして放し飼いする、という実証試験。

雑草は完食、団地住民に癒しを与えたとのこと。

ヤギがそこらへんにいるって、いいな。

 

少しの間、団地に住んでいたことがあるけれど

雑草ってほんと厄介。

ほっとくとゴミを置いていかれたりするし

花粉は飛ぶし。

いざ刈るとなっても、子どもがそこらへんをうろついてる中

草刈り機を振らねばならないし、

草をゴミ袋に入れるのだってけっこう大変。

春、夏で3回はやらないと追いつかない。

草刈り機の電力 or 燃料と、人力、ゴミ袋を

ヤギが担うというのは、とても素敵。

 

 

こんなふうに、動物の力を借りて

自然を整備するのを、アグロフォレストリーというらしい。

森林の下草刈りや、耕作放棄地の雑草なんかを

牛や豚の放牧で行う、という手法を聞いて

いたく感動した記憶がある。

森林ノ牧場

のがみ農場便り : 森林豚(ふぉれすとん)

リンク先でも書いてあるけど、

ストレスの少ない状態で、自由に食べて運動して育った家畜は

とても良質な肉や牛乳になるとのこと。

今のデータを確認していないのだけれど

かつては牛のげっぷで温室効果ガスの15%だったというし

森林の健全化によるCO2吸収率が上がるのであれば

願ったりかなったりだ。

 

3年くらい前から、森林整備というのに興味を持っている。

ほとんどが人工林の日本で、林業が廃れてしまえば

森は荒れ、土砂崩れが頻発し、水不足になることも増える。

少し前にどこかで読んだ

「かつては森林を刈りつくしたせいで、遷都を繰り返していた」

「石油利用ができるようになったおかげで、森林を保全することができた」

石油だって無尽蔵じゃないのだし、

森林の成長に合わせて資源を有効に使うとか

使わない分の森は、自然林に戻すようなはたらきかけを

しなければならないんじゃないの?

 

そんな意識を持って、やれていることは

国産木材を使ったものを購入するようにするとか

*1

森林ノ牛乳のソフトクリームを買うとか

小さなことなんだけれど。

元気だったら、森林保全ボランティア、やりたいなあ。

 

 

 

 

*1:木づかい運動、という