道の長手を繰りたたね

おとといの夢。

大学時代にいつも一緒にいた人たちと、
ドライブをしていて、事故に遭った。
私以外の友人の姿が見つからなくて
痛くて、こわくて、パニックになった。
状況は支離滅裂なんだけれど、
死んでしまったんだと、分かっていた。

そんな、夢。

昨日から、何度もフラッシュバックしては
涙が滲んでしまって
昨夜は眠るのが怖かった。
目を閉じては、涙が流れた。
無事かなって、すがるみたいにアカウント情報を確かめる。
電話したい気持ちを抑えて、
いくつかの情報で、いつも通りなことを確認した。

(こんなふうに不安な夜に声が届いたら奇跡みたいだ)

もしも
もしも本当に、大切なひとに何かがあったときに
そのことを知るまでの、
いつも通りの時間を私は呪うのだろうか
それとも、幸福だったと思うのだろうか。

もう更新されることのない居心地に
手を伸ばすのだろうか
背を向けるのだろうか

一瞬でも、「居なくなる」感覚を味わって
こんなにも悲しいのに
その必ずくるいつかは、どこにでも転がっているんだ。
そのことに恐怖する。

悪い夢は人に話すと正夢にならないと聞く。
どうかどうか、明日もその先も
あなたとあなたたちが平穏であるように。