すきなもの。
私をつくってきたもの。
学園を構成する、主要な人物であることに恍惚を覚える。
揺らぐ「小夜子」の意味を何度でも反芻する。
「負けないで、勝つの。何にとは訊かないで
要は気合なんだから」
たたかう女の子の強さにひどく憧れた。
たまたま女性だったからって
なんで使命感や仕事に没頭しちゃいけないんだ!
活字表現ってなんて素敵なんだろう、って感じる代表。
どうしようもなく、私だった。
精神の不調は、身体に響くんだから、
だから、平気でいないと。倒れている暇なんてないんだ。
1冊しか本を所有してはならない、となったら
迷わずこの本を選ぶ。
出会って10年。何百回と読んだ。
忘れないでほしい
忘れられないような存在でありたい
私は、鮮やかに生きられただろうか