本屋を散策していたとき、
珍しく購買意欲を掻き立てられる本があった。
かなり分厚い写真集で、1000円ちょっと。
ぱらぱら眺めてみてもいい感じ。
これでこの値段は買いだ。
でも、重たいんだよな。
衝動買いはしない性質なので
ひとまずその場は立ち去ったけれど
これをamazonで買うから
本屋が廃れていくのか、と
大変悩ましい。
本屋に改善すべき点は多々あれど、
あんなふうに最新の、
話題の書物がひしめく空間が手近にある
というのは大切なことだと思う。
もっと感情的に言えば、
私に必要な場所だ。
その気になれば、所有できるのだし。
普段、書籍は図書館で予約してかりる。
所有するのはそんなに好きじゃない。
所有するのであれば、読んだ先、
誰かあげるひとがいるか、寄贈するか。
そんな主義を持っているから、
なかなか購買意欲はわかない。
今回は、所有したらひと月以上幸福度が上がりそう
と思わせる内容だった。
こういう出会い、飛びついたほうがいい。
重たいことを煩わしいと思うこの身体が
ちょっと悲しい。