秋もまた出会いと別れの季節で、
出会いによろこびながら、ふと喪失感に気が付いたりする。
忘れることが苦手だ。
怖いと言ってもいい。
人よりも多くの時間を、過去を思い出すために費やしてきた。
年を重ねるごとに、それは悲しみが増して
もう会うことができなかったり、
会っているのに関係性が違ったり、
どんどん人は変わっていってしまう。*1
みんな忙しくなって、
久しぶりに会うことしかできなくなってきた。
変わってしまったかもしれない友人に会うのは
すこし勇気がいる。
あの頃盛り上がった話題はもう古くて
私たちの関係性は、どんな話ができたのか
なんて本質を見極めようとしたりして。
ああでも、友人のことさえちゃんと理解していたのかさえ
揺らいでしまう。
どんな関係でいたかったのだろう。
ずっと友達でいるにはどうしたらいいんだろう。
理由をつけないと会えない距離が悩ませる。
ただ隣に居たいだけなのに。