ベッドを探しに大塚家具に行ってきた。
さすが大塚家具、説明が行き届いていて
情報量の多さに、頭をパンクさせてきた。
ちょっとここで整理したい。
いい人生はいい睡眠から。
寝るときの環境によって、睡眠の質を高めることができる。
睡眠の質が上がると、寝返りが減る。
寝返りがうちやすいベッドがいいのだと思っていたのだけど、そうじゃなかった。
寝返りをうつというのは、圧迫されている身体の部分を変えるためだから、
圧迫が減る、ちゃんと分散できていることでその必要性が下がる。
寝返りをするときは眠りが浅くなっている。減らすことができれば
睡眠の質は向上する。
だから、ポイントは体重の分散。腰と、肩がしっかり当たっている感覚があればOK。
横向きのときは、わき腹に当たっているかどうかをチェック。
余談。子どもの寝相が悪い理由。
子どものうちは背骨のSカーブができてなくって、まっすぐなんだそう。胴体と同じくらいのランドセルを背負えるのも、まっすぐなうちだから。
それを、寝返りを繰り返すことでSカーブを作っていく作業をしているらしい。
当然寝返りが多いから睡眠は浅い。それを補うために、子どもの睡眠時間は長く取るようにと言われているとのこと。
話を戻す。マットレスの当たりの感じ方は千差万別で、
スプリングの上にある「詰め物」でかなり印象が変わる。
柔らかいものから、固いものまで、4段階でまずは試してみた。
靴を預けて、スリッパでぺたぺた会場を回る。
寝心地チェックは、横になって目を閉じて、ゆっくり3回深呼吸。
これは完全に個人差が出るのだろうけど、
柔らかいのはスポっとジャストサイズの型にはまってるような安定感があって、これは寝返りしないな、という印象。実際ちょっと寝返りするには大変。
固いのは、寝返りは容易だけど、背中にスプリングの感じがある。
私は3番目に固いベッドが一番よかった。
柔らかい、ふかふか感っていうのは
詰め物がプロテクトクッションの形状のもので出てくるらしい。
板状の固めのウレタン、柔らかいウレタン、
それに波打っているものや、通気のために穴があいているものなんかを組み合わせて、何十通りのマットレスがある。
プロテクションクッションが入っていると、圧が離れるたびに隙間に空気が入るから、通気性もよくなるとのこと。
どうしたって欧米文化のベッドだから、日本のじめじめ気候の中で使うには通気性を重視したほうがいいと思った。
ベッド選びでよく聞くのが
スプリングがポケットコイルかボンネルコイルかってこと。
面で支えるか点で支えるかってことなんだと理解している。
点のほうが横揺れしないから、二人で寝るときにはいいとのこと。
スプリングのところまで汗の湿気が来てしまうと、
錆びついたりして、ギシギシ鳴ってしまうようになる。
なるほど、今使ってるマットレスが鳴るようになったのはそういうことか。
最終的に、ボンネルコイルのほうがいいなと思った。
通気性と、ほかにも何かあったような気がする。
今度行ったときに聞いてみよう。
そして新しい概念。ボトムマットレス。
フレームではなくて、マットレスの下にマットレスを敷く
というもの。
そうすることで、よりクッション性が増して
耐久性も上がるし寝心地もよい、というアイテム。
意外にも、フレームより安いものがあったりする。
ここは一番の悩みどころで、
フレームの収納付にするか、
フレームのみにするか、
ボトムマットレスにするか、
現在の家の収納力を考えたら収納がないとダメなんだけど
でもベッド下収納なんてカビやすい代表みたいなものだし
入れるものが限られる以上、他の選択肢を切り捨てるほどの活用できるのか、
ボトムマットレスなんて、ファブリック要素を増やして
匂いがついてしまわないかとか、汚れたらどうしようとか
カバーつけるの大変じゃないかとか、
馴染みがあるってだけでフレームのみにして、価格は上がったのに寝心地は悪くなる*1のってどうなのとか、
うーーーーん
ベッド下収納はよくない。ということを婉曲に丁寧に教えてもらった。
フレームもボトムマットレスも下は格子状の床板だし、
基本的に風を通すための空間なのに、そこに底板を張って
さらに布を詰めたりするのは、通気状態は最悪。
せめて、スキー板とか、BBQセットなんかを入れるのなら
まだマシだけれど。
本なんかもきっとカビるものだし、ダメなんだろな。
長年使えるものだけに、痛めつけるような使い方はしたくないし、
今の家にずっと住むわけでもないのに、今の収納問題に
高価なベッドを合わせる、てのも不釣合いだと、分かってはいる。
ベッド本体はまだ悩んでるのだけど、
かけ布団だけは決めた。迷いがない。
最高すぎる。高いけど、確実にお値段以上。
今後ずっと、少なくとも20年くらいは幸福度を向上させるのなら
早々に購入すべきだ。
気になったら大塚家具に行けばすぐ分かると思う。
「寝心地は体調や服装なんかでも変わりますから、
今度は違う服を着てまたお試しくださいね」
とのことだったので、また近々行く。
眠り上手になってやる。
2015.4.27追記
ポケットコイルだと面積あたりの跳ね返す力が強いので、体重が軽い場合は反発が強くて疲れるとのこと。
*1:違いが分かる素質があるかは謎だが