先日話題の記事になっていたこちらの記事に
非常に共感したのと、勉強になったので、
私の長年見落とされ続けた体調不良についてつらつらと。
物心ついたころから病弱で
頭痛や神経痛、ストレス球のような違和感とか
数値にならない不快感をずっと持っていた。
数値になるものと言えば、年々増えていくアレルギー。
診断がついたのは慢性胃炎。
働き始めて2年目には
全身の筋肉がいきなり大幅に減り、
ペットボトルが開けられない握力1ケタ台に。
首の筋力が落ちてるときは、頭を支えるのがものすごくつらかった。
昼休みに一旦横にならないと痙攣してしまうから
人通りの少ない休憩室のソファーで寝ていた。
けっこう大掛かりな検査をしてみたが、
例のごとく診断がつくことはなく、
1年かけてその窮地はなんとなく脱出した。
働いて7年目。
職場で突然倒れ、あれよあれよと休職し
実家で寝たきり生活を数か月。
僅かな余力を使って病院と東洋医学とを渡り歩き
1年かけてたどり着いた病名が
副腎疲労症候群だった。*1
結局、唯一体がしんどいということを信じてくれた漢方医の元で、慢性疲労症候群の疑い、ということで治療をすることになった。漢方は、効果があった。でも、寝たきり→ 週2日起きてられる というレベルに改善した程度で、とても普通の生活を送れるレベルではなかった。
最初に見つけたのは元記事にもあるような、
慢性疲労症候群だった。
調べてみると、寝たきりが3割、治る見込みはほぼない、原因不明、治療法も不明
というけっこう絶望的な内容。
漢方の見立てで、内臓や消化吸収に関わる機関の障害というのは分かっていたから
そこから掘り下げて調べて行った結果、
副腎疲労症候群という病名に至った。
副腎、というキーワードにたどり着けると
いろいろとヒントや共感が得られて助かった。
はてなで調べてみても、以下のような記事を見つけることができた。
副腎疲労症候群の人は、空腹になると低血糖でフラフラになってしまいますし、副腎が血糖値を上げようと頑張って、疲れてしまいます。
よって空腹になる時間をなるべく作らないような少量頻回食がいいです。
ネットで探した病院で
栄養血液検査と、サプリメント処方なんかをしてもらっていて
気が向いたらコレチゾールの検査もできる。
発症して2年が経つので、
自分の睡眠のパターンで、副腎の疲労度がわかるようになってきた。
私の場合、寒暖差と寒さでものすごく身体ストレスを受けるようで
そのストレスで副腎にダメージを受けてしまう。
ヒントは掴んだけれど、完治という言葉は遠い。
長く付き合っていく性質なんだと思っている。
類は友を呼ぶというか、
身の回り似たような症状に悩む知人が多い。
内分泌科のある病院は、紹介状がないと入れなかったりするので、
心療内科で副腎疲労症候群を扱っている病院を調べていくほうが
ハードルが低いと思う。
副腎疲労症候群は、診断としてつく名前ではないと言われた。
よっぽど捻って、慢性疲労症候群だろうと。
それだって、あらゆる検査を受けて、
「他の病気ではない」という証明をして初めてつけられる。
診断が出たところで難病指定もされていないので
多額の検査費は報われることはない。
治療で飲んでいるサプリメントもほとんどは保険適用外だ。
でも、病名というのは説明するのにとても便利だ。
正体のつかめないものと戦っているよりはずっといい。
言葉にできない敵と戦っている人たちが
適切な治療と安心を得られますように。
*1:たぶん5年前の症状はその予兆だったんだろう