新着通知はありません

通知を嫌っている。

 

即時性のある通知で許容されるのなんてほとんどないので

私のスマフォはだいぶ静かだ。

 

今通知を許しているのは以下のもの

  • 交通機関の遅延
  • カレンダーからの次の予定案内
  • 電話
  • 同居家族の連絡
  • 職場からのメール
  • 友人からの連絡

ショップからのDMとか、SNSアプリの通知を一切許していないので

通知が0件の日もざらにある。

それぞれの設定を書いてみようと思う。

 

 

個別アプリの設定

  ・電車遅延の通知はJR東日本アプリを使用。利用する時間帯、路線だけ通知が来るように設定。

  ・カレンダー 予定を入れるときに通知不要なものは個別にOFFにしておく

   ・その他アプリ DMとか使ってるやつだけその機能をON。ほかは徹底的にOFFにしておく

  ・個別で通知OFFにした上で、不要だと思った通知を受けたらandroidの設定画面で通知を許可しないを選ぶ

連絡ツール

  ・ショップからのDMとか、システム更新のお知らせとか、見る気があるときに見る用のアドレスを作って、同期を手動にする

  ・discordとか、見る気があるときに見る用のコミュニティは全て通知をOFFにする

その他通知排除するためにしてること

  ・androidの「モード」機能を使う。

   寝る前になったら自動で通知OFFにするやつ。ついでに白黒画面にしてる。

   とんでもない時間に来る海外からの迷惑電話とかスルーできる。

   通知うざかったら仕事モードとか使うかもしれないけど、今のところ上記の運用で静かなので使ってない。

  ・捨てていい電話番号と、ずっと使う用の電話番号の2つを準備する。

   前者は予約とかで入れなきゃいけないとか、宅配とか、お前らその個人情報どうしてんの?なサービスのときに利用する。

   捨てていいほうからの連絡がうざい感じになってきたら捨てる予定

  ・見る気がないときに通知を入れてきたものを滅する

   すべてはこの思想で動いていて、通知を殺すためになにができるか都度向き合ってきた結果。

   スマフォは使うためにあるのであって、使われてはならない。

山菜を採った

山菜採りがうまい親族に誘われて、成人後初めて山菜採りをした。

子供の頃は親と一緒に自然公園とかで採ってたけど、もはや見分け方もスポットもわからない。

ていうか熊も怖い。

わりと及び腰のまま、山に入った。

 

今回のターゲットはこごみ。

あくもなく、ゆでるだけでおいしくいただける身近な山菜だ。

ビジュアル的にぜんまいに近いと思っていたら、めちゃくちゃシダ植物だった。

一面のこごみ

とはいえ、食べるときのこごみって、めっちゃ巻いてるし、

これって育ちすぎなんじゃ…?と思っていたら

収穫後に巻く性質があるようで、ばっちり収穫時期だったようだ。

一株10本くらい映えているので、3,4本残してむしりとる。

やわらかくて、ほどよく小気味いい手ごたえで収穫することができた。

いっぱいあっても、次の世代のために、ちょいのこし。

子供の頃に言われたなあ、と懐かしくなった。

 

ここらへんで一番人気なのはアイコなんだけれど

今回はほぼ見つからず。見つかった数本のものを教えてもらって

目を慣らしてみたかったけれど、けっきょく攻略できなかった。

山菜を見つけるときの「目」って、できるとびっくりするくらい見つけることができる。

今回、残雪が残るスポットまで登ってみたら、カタクリが群生していて、

見つけるまでは全く見えてなかったのに、判ってからは一面に咲いていて、

こんなに違うんだなと思った。

一面に咲いていても、カメラを通してしまえば風景に溶けて消えてしまう。

カタクリの花

道すがら天然の山葵も教えてもらった。

葉っぱごと根をゆすって収穫する。根本には小さく根の塊があった。

数本採ったアイコも同じく根本ごと取るから、収穫するのにワザが必要だなと思った。

機会が少なかったので、今回は見学のみ。

親族が下見に来た時はアイコがいっぱいあったらしく、手首を痛めるほど採ってきていた。

見つけるのと、収穫の攻略が楽しすぎる気持ちもわかる。

 

天然の山葵

ちな帰り道の道中で熊もいた。

遠くに親1頭、子2頭の黒い姿を車から見た。

安全なところから見ればほほえましい光景。

 

今回は市場で根曲がり竹もわらびも買って、下処理をがっつりやったので

次回への心理的ハードルがだいぶ下がった。

次の機会を楽しみにしている。

三春の桜と福島旅行

弘前に毎年通ってるくらいの良質な花見ガチ勢なので

当然三春には注目していた。

でも、車で行くしかないのと、その駐車環境とかが不安なところもあって

10年くらい見逃してしまっていて。

そろそろ失われてしまうかもしれないという恐怖が勝ってきて

今年行くに至った。

 

見逃している間に、桜の開花がどんどん早まり

誕生日祝いの旅行として丁度いいタイミングになった。

私を喜ばせる定番としての「いい宿」と水族館もくっついた旅行。

 

ちょっと離れているけれど、前々から行きたかったアクアマリンふくしまに行った。

大水槽の前で寿司を食べるのを楽しみに、ほんとうに楽しみにしていたのだけれど

この2月から休止していて泣いた。

この記事は実は6月に書かれていて、公式サイトは未だ休止との記載がされているが

twitterでは寿司を食べたとかいう投稿もあり…

地元紙の情報だと、飲食店の営業元が倒産したとかで、別の業者さんを探してるっぽい。

営業が公式で確認できたらリベンジしたい。

 

お天気がよくなかったので、初日の花見は断念して宿へ。

裏磐梯のホテリ・アアルトに泊まった。

考え抜かれた建築に名インテリアの並ぶホテル。

憧れのエッグチェアのある部屋にしてもらってめっちゃアガった。

自分で稼ぐようになったら買いたいなと思っていたものだけど

稼ぐようになったら現実的には買える値段じゃないんだと知るんだよな。

建物は設計そのものも素晴らしいんだけど、しつらえがめっちゃよくて、

いい大工さんを持ってこその名建築よなと思った。

水回りのタイルが細かいのに粗を見つけることができない均質な仕上がりで、ためいきが出ちゃった。

そこに置かれたタオルウォーマーの快適なこと!

冬の厳しい裏磐梯にあって、水回りがタイルなのって空調じゃつらくって

タオルウォーマーがタイルごとあたためることによる心地よさが生まれるんだなあ

というのが桜咲く4月にあっても感じた。朝晩はしっかり冷え込むし。

他にも輻射熱暖房を取り入れてるのがよくて、お部屋と廊下におそらくスチームウォーマーが設置されていて、全体が柔らかな温かさを感じるけど

空気はぬるくない、っていう気持ちよさがあった。

輻射熱、すきなんだよなあ。あの心地よさのためにまた寒くなったときに行きたい。

 

翌朝は離れがたい宿を早めに出て三春へ。

昔問題になってた駐車場問題は圧倒的シャトルバスで解決されていて

観光バスで悠々と現地へ。

屋台とかお土産屋さんも充実してて、自然観光の場でもちゃんとお金を落とすスポットを作るのえらい。

ばっちり見ごろの週末に行ったから、かなり行列は長かったけど、整備がきっちりされていたから快適に見に行けた。

 

1本でもこれだけの集客を成す桜は、さすがの雄大さで

傾斜の途中にあって、集落丸ごと抱え込むかのような霊力を感じた。

周囲の菜の花畑も、魅せられて寄ってきたかのような自然さで。

 

あんなに大きかったのに、数年前の大雪で枝が折れてしまっているらしい。

そこから今は回復させるための措置が取られているとのこと。

そうよね、いつまでもあると思って油断してると失われるんだ。

 

見たかったものは早く見に行く、をまた強く意識した旅行だった。

 

 

20260401

勤続20年目を迎えた。

働き始めるまでの年月より、働き始めてからのほうが長くなった。

 

高卒だから、経歴にも仕事内容にも劇的な変化はない。

同期はとうに役職に就いたり、経営に食い込んだ職場に配属されたりしてるし

なんなら新卒の世話をした後輩だって役職持ちだ。

この待遇に不満はない。

彼ら彼女らの活躍の下支えを、ちょっと快適になったなと思えるくらいのささやかな改善を、このポジションなりの矜持を持ってやっている。

 

子も産み育ててないくせに、わりと長期の休業も何度かやっていて、

たぶん年の割には定年後の暮らしを想像しやすい。

定年まで勤められる身体じゃないのでは、という懸念もよぎるけれど

それはそれで、受け止められる。

もしうまく定年まで勤められるとして、ざっくり折り返しに来たことになる。

過ぎてみればたいていのことはあっという間だけれど

さすがに20年一括りにした物語はずっしりとした手触りがある。

 

幸いにして、ちゃんと「先輩」をやってくれる年長者が多くて

受け取ったものがたくさんある。

どう支えてもらえたら、達成感を損なわずに成長できるかを考えてくれていたと感じるし、それを自然と意識して後輩に接するようになった。

まあ、信じられないような無責任な行動を取る人もいたけどね。

都合のいい切り取り方をすれば、たまたま不運が続いてる日だったとか、ご病気だったとか、事情があることも多くて、何かあったんだろなと流せるようにもなった。

受け取ってよかったもの、うれしかったものだけを後輩たちに渡していきたい。

 

昨日でまた、多くの方が離れていった。

退職や異動の辞令リストに、年々知っている名前が増えていく。

年次が若いときには、何が楽しいのか分からなかった辞令日。

同じ会社に長くいると、声が出るような驚きの連続で、少し楽しくて

でもたいていさみしさが残る。

支えてくれた人は、いつだって先にいなくなってしまう。

 

今日もまた、多くの方との出会いがあった。

出会えてよかったな、を互いに思えるように日々を紡いでいく。

 

 

 

 

2025振り返り

今年の3大イベントを挙げると

1位 長岡花火大会

長岡花火大会を見に行った - あめつちたぐる ひかりのこと

2位 東京ステーションホテル宿泊

東京ステーションホテルに泊まった - あめつちたぐる ひかりのこと

3位 フォトウェディング

 

フォトウェディングの件を記事にしそびれていた。

結婚10年にかこつけて、色打掛でロケーションフォトをした。

布団みたいな着物を着て夏真っ盛りに外で撮影するの、笑っちゃうくらい修行で

めっちゃ笑顔の写真が出来上がった。

公共施設で撮影をすると、通りすがりの方にお祝いしていただけるのがうれしい。新婚じゃないのにね。

 

着るものによって求められる筋力が違うのが面白い。

着物は腰、ドレスは脚、そして色打掛は腕の力が問われることが分かった。

撮影中から指先までパンパンにむくみ、肩から先を持っていかれ、しばらくは箸も持てないヨボヨボの腕になった。

今後色打掛を着られる方におかれましては腕力を鍛えておくことをおすすめする。

 

着方からして着物と全然違って、着物は胴周りの帯だったけれど、色打掛は胸にがちがちに布を巻いて、そこを重心としていた。

お作法みたいなのも特有のものがあって、お布団みたいなところをどう持ち上げるかとか、小物類をどう差し込むかなどが定められており、興味深かった。

和装の柄の意味とか全然分かっていないものの、写真を見てくれた方は植物とか意味とか教えてくれたりしたので、これも追々楽しめる教養になりそう。

10年の貫禄を見せつけ、衣装決めやポージングなどでさくさく決めていけたのが面白かった。

公式コスプレの心残りであった色打掛を着れたので非常に満足。次に記念写真的なものを撮るときは地元の写真館とか、もうちょっとカジュアルにやってみようと思う。

 

と、ハレの日のことに対して、以下はケのことをつらつらと

 

大きな変化としては、ピラティス太極拳を始めた。

3ヶ月以上続けた結果として、足腰がしっかりして、歩くことができるようになった。

ここ数年、体調が悪い時は杖をついて歩いていたのだけれど、しばらく使わずに済みそうだな、と思えるくらいにはしっかりした。

数年前から廃用性症候群になりかけていたため、フィットボクシングをやって体力をつけようとしてみたら運動性ぜんそくを発症してひどい目に遭ったりしていた。

虚弱をこじらせて仕事を長期休業することになったため、パーソナルトレーナーにたまに行って、歩くための地盤造りの筋トレメニューを指導してもらって

ある程度歩けるようになったところで、ピラティスの契約をして運動習慣をつけて底上げ、レベルアップを図った。

太極拳はもともと興味があって、運動習慣の候補として調べていたときに見つけて、頻度は低いものの身体の使い方としてはかなり合っている感じがして、楽しみに通っている。

 

身を持ち崩すんじゃないかとちょっと心配しながらハマっていたVtuber

ある程度のところで落ち着いた。

Vtuberにハマった - あめつちたぐる ひかりのこと

ちょうどイン・ザ・メガチャーチを読んで客観視できたのもありそう

 

Vtuberの落ち着きと共に、学研の図鑑編集長、松原さんにハマった。

勢いでジグソーパズルを買い、ティラノの図鑑を買った。

後者は本業だし、ニュースにもなっていたのでまあ普通の推し方なんだけど

前者はゲスト出演してた動画の発言が元になっていて

曰く、絵画のジグソーパズルは模写に近い感覚である。絵画のタッチ、色の組み合わせ、グラデーション、そういったのをつぶさに観察し、疑似的に模写できる至高の鑑賞体験である。

というのがぶっ刺さってゴッホの500ピースジグソーを買った。やったことないのに。

 

やってみて、至高の鑑賞体験であるというのが実感できたのがよかった。

ついでに美術系Vtuberの解説動画とかも楽しめるようになって、Vへの抵抗がなくなってて本当に世界が広がったなと思った。

 

ジグソーパズルは他にも動機があって、三月のライオンで年始休みに家族でタイムアタックする描写がすごく印象的で、いつかやってみたいなと思っていた。

家族はやってくれなかったのでソロでタイムアタックを数回やった。

 

手書きの日記をそこそこ継続的に書いた。

東京駅の熱が高まっているときについうっかりロルバーンに手を出してしまって

半ば強制的に書くことになった。

が、書いてておもったけれど全然読み返さない。

なんだかなーと思ってマンスリーレビューを入れるようにしてみた。

ので、手元にあるロルバーンにはわりと詳細な年間振り返りが残った。この記事が書きやすいのなんの。

 

あと年間でやりたいことリストを100絞りだして書いてみていて、そのほとんどが達成できた。長岡花火大会を見る、とかね。

2026の分を今一生懸命ふり絞ってるところ。

やりたいことというか、己にたいして行動の許可を与えている感覚に近い。

放っておくと、もういい年だし新しいことはいいよ…という卑下をしてしまうので

こういう経験をしておきなよ!というものをリストアップしたい。

あとは、こういう形で達成できたというのを記録するスペースを今年作れなかったので、次回は振り返りスペースを設けるようにしようと思う。

 

試し運用している来年の手帳も、ウィークリーを基本として、週振り返りを記載するフォーマットをトライしている。

「手帳とは来年の自分への申し送り」と誰かが言っていたけれど、今より精度を高めて、振り返りがしやすい運用を継続したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋田で男鹿雄山閣と夏瀬温泉都わすれに泊まった

秋田は地元で、お盆だからといって帰省するような人ではなかったのだが

さすがに立て続けに血族が彼岸に渡ってしまうと素知らぬふりもしにくい。

気分をあげようと、かねてより気になっていた2つの温泉を予約した。

 

なまはげで有名な男鹿だけれど、温泉地という認識は薄く

雄山閣のことはYouTubeで取り上げられていたことで初めて知った。

温泉成分が濃すぎて配管がすぐ詰まる、というのがその動画での印象で

温泉宿として整備できてるのが奇跡のようなワイルドさだった。

 

当日は男鹿花火大会の日で、少し渋滞に巻き込まれつつ到着。

残念ながら花火は山の向こう側で上がるとのことで、見ることはできなかった。

思った以上にホスピタリティ溢れる接客と、評判通りの食事の多さ。

食事は動画でも紹介されていたので、覚悟はしていたが本当に多かった。

多い以上においしい。

名物の石焼料理は実演もしてくれて、それだけでおいしそうな魚介を味噌を溶いた桶に入れて、焼き石を一気にいれて煮立たせる迫力のある演出だった。

一気に過熱されるから、生臭さが消えるらしい。湯気まで魚介のおいしさが漂っていた。もはや魚介による勝利なんじゃないかという気もしつつ、味噌汁の類で一番おいしいと思った。

名物といえど、石の採れるところは限定的で、漁師しか食べられないような料理だったのだと思う。観光資源として残ってくれてよかった。

食事の前後、翌朝と温泉に入った。高濃度のせいか、噴出する大地のエネルギーが直に見えるからか、とにかくエネルギーがあった。

別にスピった雰囲気の内装じゃないのに、神社仏閣にいるときの気分に近い。

スーパー銭湯によくある炭酸泉だと顕著に「身体に効いてる」感あるけれど、あんな感じ。ナトリウム塩化物泉なのに。

あのキマる感じを味わいに日帰りででもまた行きたい。

 

夏瀬温泉はぐっと南に移動した山奥にあって、鉄道で行くとなると角館駅が最寄りとなる。

本当に山深いところにあるので、途中から道が舗装されていない。片方は崖。その下は川。

角館駅からの送迎バスを頼んでおいてよかった。自家用車だったら怖すぎてたどり着けなかったかもしれない。

地元の親戚は県内あちこちの温泉を巡っているのだけれど、その中でイチオシしていたのが夏瀬温泉だった。

女将は前職でインテリアコーディネーターをしていたらしく、宿の中がお屋敷。フィクションに出てくるお嬢様の家。案内してくれるスタッフはさながら執事。

和室もあるお部屋だったのだけれど、和洋折衷の塩梅が落ち着く。

なにより部屋露天風呂から見える川が幻想的な深い緑色をしていて、夕陽を乗せた水面が輝いている。光に透けるトンボも相まって蟲師の光の川みたいだった。

穏やかな流れは、止まっているように見えたり、ゆらめいたりして、ずっと眺めていられる。

現実的な話をすると、その川、玉川は上流の強い酸性の温泉の中和の影響でコバルトブルーになっている。秋田新幹線からその美しさは幾度となく見ていたのだけれど、横から見るとあんなに幻想的な色合いになるとは。

非現実的な景色を前に、ふんわり意識が持っていかれてしっかりぼんやりモードになっていた。

 

ぼんやりしてる中、スタッフがなにかと世話を焼いてくれてさらにぽわぽわしたし、

この食材にはこの味付け、の組み合わせが好みドンピシャで、地元の人間の好みがこれなのか、たまたま私に刺さったのかわからないけれど、食事が地元にいた頃の馴染みの味で、実家の外注の最高峰がここだと思った。

帰りの新幹線に乗るまでずっと夢見心地のふわふわで過ごせて、都わすれの名の通り高濃度の休息を味わった。

 

地元の事、知ってるつもりで案外知らない。

もはや地元を離れてからの年月のほうが長いし、

子供の見る世の中と大人の見る世の中は違うし。

今回の宿泊は、誰かに話せる地元の姿を再発見できた。

 

 

長岡花火大会を見に行った

日本三大花火として名高い長岡花火大会。

ずっと見てみたいと思っていて、2025年こそ、と思ったのが昨年末。

 

下調べをしてみて、ツアーなりチケットなりの動きがあるのが2月とあったので

2月に本腰をいれてプランニングをした。そして失敗した。

会場のチケット自体は2月から勝負をかけるのでよかったみたいなのだけれど

宿泊施設がマジでない。

新幹線駅で数駅離れるくらいの覚悟は持っていたが、それでもない。

車で数時間の移動も考えてみたけれど、そもそも渋滞がえぐいと言われている中で

さらに遠方で時間の読めないチェックインに対応してくれる宿がない。

調べていくうちに、アクセスのいい宿を確保しようと思ったら1年前、花火大会が終わったその月に抽選会に申し込むなんてのも出てきた。

 

もともと地元の方向けのイベントだということは認識しているので

もっとホテル増やせなんてことは思わない。そもそもその他363日はどうするんだって話だし。

持てる資源でこうならまあしょうがないかなと、今年の参加は諦めた。

 

諦めたくせに結局行けたのは、熱心に検索したおかげでおすすめ記事としてツアー情報がサジェストされたから。

新幹線移動をメインとしたバスツアーが空席ありでおすすめされて

諦めた心を再着火して即申し込み。心が少し追いついていないままに無事チケットをゲットした。

 

ツアー概要は申し込み時に書いてあるけれど、移動時間が結構アバウトで、行き帰りの新幹線が4時間くらい幅があるし、宿に着く時間も渋滞含めて読めない。

判明するのは1週間くらい前、とそこそこスリリングではあった。

 

当日ツアー集合場所に行ってみれば多くのツアー旗。同じ場所だけでも5組くらいいるし、東京駅のあちこちに集合場所ができてるし、そりゃ一般客が手弁当で宿と移動手段を確保するなんて無理だなと思った。旅行会社がすべての宿を埋めてるといっても不思議はない。

 

集団用のゲートで改札を通過して、新幹線に乗り込んでから、行程の詳細を聞く。

上越妙高駅で降りて、そこから観光バスに乗って現地に向かうとのこと。

観光バスが満席になるくらいの人数でツアー客を組分けしてるみたいで、現地についてみれば同じツアーの一番早くに着いた組だった模様。

16時くらいに会場から少しはなれたところの駐車場に着いて、みんなで指定席まで歩く。夕食のお弁当もその際に配られたので、炎天下でお弁当を放置するわけにもいかず、炎天下の野原で早めの夕食を取る。

食べ終わって、冷房を求めて席を離れる人もいたが、私はすでに熱中症になりかけていて、移動そのものが厳しかったので、持ち込んでいた凍らせた飲み物を身体に当てたり、同行者にスポーツ飲料を追加で買ってきてもらったりしてギリギリしのいだ。

あと、会場各所に背丈以上のスピーカーが設置されており、ものすごい音量でBGMやらアナウンスやらが流れているので、耳栓なしには居られなかったと思う。

日が落ちてきたな、と思ってからはあっという間に暗くなり、すっと涼しくなった。

 

スポンサーの紹介をしながら端のほうで1,2発の花火、紹介が終わってから正面で連続打ち上げ、というパターンでプログラムが進んでいく。

スポンサーは地元企業や同窓会だったりして、地元の情熱を感じる。

端で打ちあがる単発の花火でさえ、見たことがないような仕掛けが組み込まれていて感動的なのに、正面で上がる花火たるや。

光の芸術が視界に収まりきらない大きさで繰り広げられるから、身体全体が作品に吞まれてるような気持ちになる。

次々上がる花火の音にかき消されるから歓声がどんなに大きくたって敵わない。

こんなに素晴らしいもの、戦争なんかで使うのもったいない。火薬は平和的利用だけになるべきだって自然に思わされた。

長岡花火大会は長岡空襲の慰霊行事とのことだけれど、天に捧げる花束としてこんなに素敵なものはないなと思った。

中越大震災の復興祈願としてのフェニックスも、黄金に輝く不死鳥が何度も何度も大きく力強く現れて、これほど心強いメッセージもない。こんなの、前を、上を向くしかないじゃないか。

 

すべてのプログラムが終わり、駐車場に向かう中、夜空にはドローンによるメッセージがあった。

その一部は長岡花火の文字を表示していて、花火のカメラロールの最後にそれが残るのって記憶に残りやすくていいなと思った。

 

来るときはさくさく歩いた帰路も、歩行者でごった返していてなかなか進めず。

2倍くらいの時間がかかって駐車場に着くも、交通規制でしばらく出ることはできず、出たところでどの道もしっかり渋滞。

22時過ぎに駐車場を出たものの、富山駅前の宿に着いたのは2時過ぎ。

バスの運転手さんの力がなければ泊まることもできないことを思い知らされた。

快適な旅をありがとう…。

 

翌日はチェックアウトぎりぎりまで宿で休んで、富山駅で寝る以外なにもしてない富山土産をひやかしてから新幹線で東京駅まで。

富山県も魅力が多そうなのでまた今度観光に行こう。

 

初めてツアー旅行なるものを利用したけれど、終始プロが面倒を見てくれる安心感があってよかった。

これだけ個人の参入が難しい旅行もないかと思うけれど、ちょっとハードルを感じたら今後の選択肢に入れようと思った。