トイレットペーパーのストックが減ってきたのを機に
トイレットペーパーについて本気で考えてみた。
今まで使っていたカラフルなトイレットペーパーは
再生紙100%であったことを理由に購入していた。
店頭で見かけるものは、パルプ100%をうたっていて、
納得がいかなかったのだ。
リサイクルできない用途のものに、なんでバージンパルプを使うの?
でも、国産の木材に限っては、
どんどん木を使ったほうがいいってことを知ったから
ルーツを調べてから買おう、と思った。
国産の木材を使ったほうがいい、ということについて
少し説明すると、
国外の木材は、違法に伐採された大きな木を原料にしている可能性が高い。
樹齢の大きな木材は、運搬や利用面でコストを抑えられるからだ。
一方国産の木材だと、そもそも材木用の森林が過剰にある。
戦後の経済政策で行われたことの影響なんだけど、
いざ材木として使える程度に成長してからは、
国外の木材のほうが安く手に入るようになってしまって、価格競争で負けている。
だから林業の業績が落ちてしまって、間伐などの手間をかけられなくなってしまっている。
この状況を脱するためには、国産の木材を使うようにして
林業の健全化を図らねばならない。
人工林を放置したままだと荒れて、土砂崩れなどの災害を起こしかねないから、防災の意味でもこのことは取り組むべき。
長くなってしまったけれど、こんな背景がある。
環境を考慮したときの購入ガイドラインを見つけた。
トイレットペーパーのポータルサイト|トイレットペーパーと環境問題
1) 原料が古紙であること
2) ロール幅が狭いこと(購入の目安は幅105mm)
3) シングル巻であること
4) 芯なしタイプであること
5) 白色度が過度に高くないこと
1)は今回の主張と外れるけれど、悩ましい問題。国産木材から作るのがどうしても採算が合わないってことであれば、古紙原料のものを選ぶ。
2)~4)は要するに使用パルプ量を減らそうってことだ。
個人レベルでは使用量を減らして、市場でのシェアが増えてくれれば理想的なのだけれど。国産木材を使おう、って言ったって浪費しようとは言っていない。
5)はすごく大事。ティッシュは白くなくてもいい。白くするためのエネルギーは削っていくべきだし、そういう主張を持っていることをアピールするためにも、白色度が低いものを選択したい。
どれがいいかなー
とうろうろしていたら、こんな記事が
ティッシュ・トイレットペーパー|北上ハイテクペーパー株式会社
ナクレじゃん!そこらへんで売ってるやつじゃん!
すべて国産材で、ってしれっと書いてあるのがすごい。
それとも、たいていの会社の製品はそうなんだろうか。
もしかして店頭購入も捨てたもんじゃないかも。
今度スーパーでじっくり見てみよう。