久しぶりに朝ドラにハマった。
一度見て、感想の投稿を確認してからもう一回見るような日々。
職場で見える環境なので、毎回見てるといえば見てるのだけれど、
これはしっかり見ようと思ったのは
寅子が焼き鳥の包み紙で憲法に会ってからかもしれない。
最終回の感想で、あのシーンまでが壮大なアバン、と言っている人もいたが私にとってはまさにそれだった。
現憲法が好きだ。
たぶんこの気持ちは小学生の頃からあって
前文といくつかの条文を何度も読んで暗記していた。
自由でいていい、苦しまなくていいって国の最高法規にあるの、かっこいいと思った。
当時のバカでかい冊子のイミダスで出会ったのがよかったのだと思う。
ページの構成が美しかった。何度も開こうと思えた。
アバンと言われるだけあって
その後の物語には常に14条が背骨のようにあって
物理的な背景としても力強く存在していて
このかっこよさがいいって思ってるの私だけじゃないんだって思った
世の不条理はこれによって覆すことができるって
いくつかのエピソードで何度も伝えてくれた。
社会は変わることができる、できたんだって顔を上げるような物語だったなと思う。
法学部でもなんでもない、教養のない側の市井の民として
憲法すてきだなって気持ちを持ってること、
インターネットの片隅に置いておきたい。
私は子どもの権利条約もすごく好きで
特に子どもによる子どものための子どもの権利条約がすごく守られてる気持ちにさせてくれた。
それこそ、毛布のような存在だった。
家庭科の教科書で出会ってから、図書館でハードカバーの本を借りて全部読むほどに。最寄り図書館になかったからわざわざ予約して受け取ってるあたりに熱量を感じてほしい。
子どもによる〜を書いたのは当時14歳の中学生2人で、さほど年も変わらない人がこんなことをできるのかってのも衝撃で
あとがき的なところで谷川俊太郎と対談してたのが羨ましくてしょうがなかった。
手が届くところにあるのかも、って思わせるのが
子どもによる〜の功績だったなと思う。
私はこの文章に多いに影響を受けてる書き方をするなって、たまに思う。ぼく、という一人称は今も特別。
ちなみにこのときの羨ましさがきっかけで、2018年のUENO POETRICANM JAM6で谷川俊太郎のパトロンになってる。
虎に翼の話に戻って
星航一のキャラクターのよさも、見続けた要素の1つ。
隠しもせず、大人しく、ひたすら好意を寄せている態度は個人的にツボっていて
好きが溢れ出てる挙動の多様さに感心させられた。
視聴環境が職場だけだと、出社してないときがつらいので
NHKオンデマンドの契約をしていた。
これが2度目の契約。
前回は「おかえりモネ」にハマって、家でも見る環境を調べてここに至った。
毎日SNSできゃっきゃしてるのを追いながら見るの、楽しかったな。