去年行ったサンライズ瀬戸での香川旅行がよかったので、
今年はサンライズ出雲に乗ってみた。
サンライズ出雲での過ごし方
瀬戸と出雲の人気の差なのか、感染症リスクのタイミングの問題なのか
サンライズ出雲、予約開始日に予約状況を確認しても乗りたかった部屋は確保できず。
そもそも去年サンライズに乗ったのも、「いつもより空きが出ている」との情報があったからで、人気の根強さを感じた。
そんな訳で、今回はソロと呼ばれる狭い個室での旅。
前回はシングルで、比較できちゃうから狭く感じたけれど、横になってみれば快適。
慣れもあるけど、前回よりよく眠れた。
目が覚めたら毛布と枕を重ねて、頭を持ち上げると車窓を眺めるための部屋って感じで最高だった。
着時間は10時近いので、朝ごはんを確保していかねばならない。車内販売もないし、途中一瞬出ることができる岡山でも売店は開いてない。
展望室でご飯食べられたら楽しそうだなと思うものの、まだ不特定多数と食事をするには不安があってやってない。
ソロのある車両はソロしかないので、収容人数もシングルより多い。
つまり最寄りのトイレや洗面台が混み合うし、行き交う人も多い。物音が気になるので、耳栓なりノイキャンイヤホンなりの対策があるとよいと思う。
出雲大社へ
終点の出雲市駅に到着するなり、一畑電車の電鉄出雲市に移動して出雲大社へ向かう。
ローカル線だけど、超大手コンテンツ出雲大社を抱えるだけあって儲かってそうだなと思った。
ご当地キャラが車両内に設置されていたり、座席が重厚な木で囲われてほぼ個室化していたり、おもてなし精神を感じる。ただし交通系ICには対応していない。
電鉄出雲市駅を降りると、そこは参道エリア。駅舎も趣があって素敵だし、通りはそれっぽいお土産屋さんが立ち並ぶ。まんじゅう、めのう、蕎麦屋、漢方、縁結びグッズなどなど。
鳥居を抜けた先の庭園エリアがほんとに心地よくて、開けた視界とほどよい木漏れ日を堪能したくて何度もベンチに座った。
明治神宮もそうだけど、参道の庭ってすき。神様に会うための禊みたいな、一歩ごとに心を洗っているような、そんな気分になる。
大社を取り囲んで様々な謂れの社があって、下調べせずに行ったから、社の多さに驚いた。熱心に拝んでいる人から一瞥して去っていく人まで様々。
私は後者だったのだけれど、いやだって、全部現金お賽銭なんだもん。
最近は交通系ICでお賽銭できる仏閣もあると聞いてたけれど、少なくとも現時点での出雲大社はそうでなかった。
皆生温泉に宿泊
米子まで移動して、皆生温泉に行った。駅からはタクシーを使ったのだけれど、ほぼ市街地を通過してそのままの雰囲気で温泉街になったのが珍しいなと思った。海に沸く温泉が発祥とのこと。
ナトリウム、カルシウム塩化物泉で、においはなし。ぽかぽか感とか、肌の質感の変化がわりと好きな泉質だった。
食の細い人間にとって、旅行のネックは名産品を食べる余地が少ないこと。
旅館ご飯はお腹一杯にはなるけれど、ちょっとずつ名産品を食べられるから助かる…。
お腹パンパンで苦しい vs 寝る前にもう一度温泉に入りたい vs 眠い！の幸せな葛藤で夜が更けていった。（温泉には入れた）
鳥取砂丘を上る
今回の旅行は、鳥取旅行のリベンジでもあった。311のとき、砂丘を見たくて鳥取旅行しようとしていたその日に地震が来て、計画はおじゃん。
ということで、10年越しのリベンジなのだった。
鳥取駅からは観光にうってつけの循環バスがあって、さくっと観光名所に行ける。
麒麟獅子・100円バス・路線バス | 鳥取市観光コンベンション協会
あんまり体力に自信がないから、入口付近でルート確認したくて日和ってたらすぐ横にビジターセンターなる立派な建物があるのに気付いた。ふわふわっと立ち寄ったらルート案内の紙が多種言語で置いてあって、お姉さんがたいそう優しくルート説明してくれた。このルートは所要時間短いけどハード、このルートはゆったり歩ける、などなど。
ちなみにここには足洗い場も確保されてて、水洗いして、靴から砂出して、足拭いてが屋根付きの広い空間でゆったりできる。近くには運動後に飲みたくなるようなラインナップの自販機もあって、なんというか、観光客への配慮がすばらしい。
安心して砂丘につっこんでいって、多少めげながらも馬の背を登り切り、強風のなか日本海を眺め、砂に埋もれながら戻った。最初は靴に砂が入らないように気を使ってはみるものの、最終的な敵は下りだった。残念だが最初に抗っていたのはすべて無駄になる。その後、何度取り出してもしばらくはこのさらさらで細かい砂と同居することになるだろう。最初から裸足で歩いたほうがあと腐れなくいい体験ができそうだ。
戻ってからは足裏がだるくて仕方なかった。あの付近に足裏マッサージサービスを立ち上げたら儲かると思う。
鳥取砂丘コナン空港を堪能
一応コナン90巻くらいまでは読んでいるし、劇場版は第１弾から最新の上映作品まですべて劇場で見ている。ハマったことはないけれど、世代的にドンピシャでコンテンツを浴びてきたため、ニコニコですべての展示を見てきた。
グッズも展示も充実の内容。青山先生ありがとう。
総括
・夜行列車の旅は体感１日増えるのが最高。
・観光客慣れしてる感じで、あんまり調べなくても楽しく過ごせた。
・キャッシュレス対応がされてないので、めちゃくちゃ現金が必要だった。
