買い支え

買い支える、という意識を持つようになった。

例えば水害を受けた地域の高騰してしまった野菜とか

こだわりを持って作っている食品とか

伝統的な手法を守り継いでいるものとか、

そういうものをなるべく選んで

無理のない予算の範囲で買うようにしている。

いつもよりちょっと高めになってしまうから、

お菓子をひとつ、我慢してみたりして。

 

きっかけは、不買運動が話題になっていた頃だと思う。

意思表示としての不買。

参加したわけではなく、情報として見ていただけだけれど

意思を通すための代替品を選ぶのも

いろんな調査とかが必要なんだなと思った。

 

近年、動物試験をするのがとても厳しくなったと聞いた。

不買の流れで、過剰なまでの動物試験をしている企業に反対の意思表示をしよう、という運動を知っていて、

それが5年くらい前。

3、4年くらいで、世の中が動いたということだ。

消費行動で結果につながるというのを強く感じた出来事だった。

 

買い物をするときは、より人口密度が低い場所で。

同じものをどこでも買えるのであれば、そうしている。

主要駅周辺よりは、最寄り駅で。

利用客の少ないお店こそ、買い支えなければ。

近所の飲食店を少しずつ開拓している。

 

帰省するときは、いつもより財布の紐をゆるめる。

少しでも地元にお金を落としてゆきたいから。

これは地元を離れてからずっと心がけてきたこと。

お店も年々減っているようで、お金を使う場所が見つからないこともある。

これ以上減ってしまわないように。

新しいお店ができるように。

祈るような気持ちで、お金を払っている。

 

どこかに旅行に行った時も、

感謝の気持ちと、この先も維持できるようにと、

お土産を買ったり、サービスを利用している。

お土産物の表示を見て、ちゃんと近隣企業が生産していることを確認して。

 

年末年始のおでかけで、どれだけ応援できるだろうか。