この空間に1日中でも居られる。
ぼんやりするための至上の空間。加茂水族館。
前回が↓こんな状態だったので、今回は平日に。
10/30に鶴岡入りして、一泊二日で滞在した。
通勤ラッシュのなか東京駅まで行き、
東京からは新幹線とき313号で新潟まで、新潟からは特急いなほ3号で。
危うくMAXときに乗って間に合わなくなるところだった。
1本でも間違えると致命的に遅くなるので注意。
これで行くと13時までには鶴岡駅に着ける。
鶴岡からバスも存在するが、恐ろしく便数が少ないので
今回は鶴岡在住の友人に頼った。
駅まで迎えにきてもらって、数年ぶりの再会。
そのまま水族館に行く予定*1だったのが
「舟に乗る」と川に連れて行かれた。
曰く「船頭の仕事が入ったからついでに乗っちゃえ」
こんな感じで。
川底を突っついて進む舟。初めて乗った。
水深が浅くなっていたので、座礁しまくり。
日差しが暖かいけれど、橋の下は驚くほどひんやりする。
手を伸ばせば届きそうな距離に、
小さな魚の群れがきらきらと抜き去っていく。
大きな影がうごめいて、跳ねる。
さわさわ揺れる藻が、酸素を光らせている。
川沿いに群生しているセイタカアワダチソウが黄色い花を咲かせて
きれいなんだけど、外来種なんだよね。
在来種を脅かす繁殖力で、複雑な心境。
草木が最後の華やかさを競う奥には、廃墟になった家々。
田舎といわれる土地ではどこも共通の課題。
舟を引き上げてから、ようやく加茂水族館へ
向かおうとした。
向かおうとして、日本海東北自動車道に乗ったら
あつみ温泉に着いてしまった。
その時点で15時頃。水族館は諦めた。
こちらにお邪魔して、長々とのんびりしてきた。
足湯の源泉近くに陣とってしまったので
かき回さないとどんどん熱くなる。
外は寒いくらいの体感温度だったのに
次第にぽかぽかしてきた。
近所から来ているおじいちゃんも一杯ひっかけながら
のんびりしていて、地元に愛されてるお店って感じ。
山の影にあるから、日暮れは早い。
山の稜線に沿って、月が横に動く様をずっと見ていた。
上弦の月に1日足りない月。
翌日は朝いちで加茂水族館へ。
朝の入場口には、スーツ姿のおじさんがずらり。
人間のほうが多いんじゃないかと思った。
何かの視察だったみたい。2時間ほどで団体客はいなくなって、
水槽ひとつ独り占めができるように。
ほうら、旧館のときのメイン水槽も独り占め。
足をぴったり閉じてるのは、エサを口に運んでるときなんだそう。
かわいい。
白い部分は、えさを食べて満腹の証。
今回は捕食に関していろんな説明を聞けた。
眼福。
この翌日からの3連休は、かなりの混雑だった様子。
やはり満喫するには平日だと確信した。
そして屋上の芝生とウッドデッキの気持ちいいこと。
眼下に旧館が見えて、その向こうには日本海。
飛島も見えるのだろうか。
晴れてる日は、くらげにぼんやりして、陽気にぼんやりして。
最高の休日だ。
お土産ものも、確認した限り県内の生産者を使っていて
そういうところ大好き。
旅先では、地元のものを買っておかないとね。
また頑張るために、最高の休息を。
「歴史を感じる場所」 #地元発見伝
まだ新館が出来てない!こんなに広い駐車場を埋め尽くして
あの小さな旧館は愛されてきたんだ。
鶴岡市, 山形県県道50号線
地元の魅力を発見しよう!特別企画「地元発見伝」
*1:あわよくば2日とも行こうと思っていた