旧札を放出した

来年にはお札が一新されるというので

いいかげん貯金箱に入れている旧紙幣を減らそうと思った。

 

小2くらいのときに与えられた貯金箱を久しぶりに開けてみたら

夏目漱石がぎっしり入っていた。

私は貯金ができる子供だった。

月に与えられるお小遣いは小学校で学年×100円、中学校のときで×1000円、高校は5000円一律。

あとはお手伝いが給料性で、風呂掃除30円、食器拭き10円、みたいな感じ。

夏休みは毎日玄関を水洗いしていたんだけど、あれはいくらだったか。

 

基本的にお小遣いの範囲で楽しんでいたし、

たまにどうやっても買えないもの、主に服は交渉次第で買ってもらえた。

ということで、貯金箱の中身は基本的にお年玉ないしそのおつりだ。

 

頑張って貯めていたそれらも、大人になってしまえばあっという間に消えてしまう。

券売機とかは軒並みはじかれて使いどころに困ったものの、病院窓口で使えた。

子供のころにもうちょっと欲しいもの買ってもよかったなと思うものの

昨日だって必要ではないけれど欲しいもの、を買うかどうかに10分迷っていたくらいだ

きっと使えなかっただろう。

 

ちなみに、ラメっていない福沢諭吉新渡戸稲造夏目漱石のお三方は2007年4月に停止したらしい。

2007年は就職した年なので、自分で稼いだものが現紙幣、与えられたものが旧紙幣と考えることができる。

一人暮らしを始めたとき、ATMを使うとなぜかピン札が出がちだと思っていたが、紙幣更新のタイミングだったからなんだな。

 

貯金箱からは2000円札も出てきたので、旧紙幣の4種を1枚ずつ残しておいた。

さて、ずいぶん空間を持て余している貯金箱はどうしよう。