デロンギのオイルヒーターをレンタルした

寝ているときに鼻先が冷たくて目が覚めることがあって

寝室にオイルヒーター置きたいとずっと思っていた。

今季、おなじみレンティオでデロンギのオイルヒーター半額キャンペーンをやっていたので

これ幸いと手を出すことにした。

結論、寝室のオイルヒーターは良い。

 

オイルヒーターといえば電気バカ食い家電の一つなのだけれど

寝室だけで使うなら夜間電力を安くするプランと相性がいい。

夜間電力になる時間にONになるようにタイマーをセットして

朝も自動で切れるようにした。

 

このタイマー設定が割と難しくて

やれなくはないけど1度やったらもう変えたくないなって感じだった

型落ちモデルだったから、改善してるといいんだけど。

 

寝るとき用として気になるのは音。

起動したての時はウィーンと小さく唸ってるけれど

たぶんたいていのひとは気にならないレベル

 

でも、ランプがまぶしすぎるのはNGでしょ

目が覚めちゃったときに直視するとかなりダメージ大きい。

海外のやつって夜間消えたりする仕様を結構見るんだけど

こいつは遠慮なしに光ってた。

 

とかいう一長一短ありつつも、

夜に適温を維持できるのはかなり快適だった。

不眠がち体質なので、起きた時に寒すぎないってのがまずうれしいし

寒くて起きちゃうってことがない。

 

現行機でそのまま使う気はないんだけど

オイルヒーターないしパネルヒーターは

寝室用として継続的に導入しようと思った。

季節ものだから、レンタルでやれたほうが使わないとき返せていいね。

www.rentio.jp

 

(レンティオの記事書きすぎなのでそろそろお金もらってもいいんじゃないか?)

 

 

 

 

TWINBIRDの背伸びせず使える冷蔵庫HR-E935Wを買った

先日の2022年振り返り記事を書いていて思い出した。

とってもよかった買い物の一つ、冷蔵庫。

表題のとおり、TWINBIRDのものを買った。

背伸びせず使える冷蔵庫4ドア冷凍冷蔵庫 – ツインバード公式ストア

 

プレスリリースのときから話題になっていた

扉が透明になって中身をみることができる冷蔵庫、の中身が見えないバージョン。

TWINBIRD、最近尖った製品をいろいろ出していて気になっていたメーカーではあるものの

家電量販店に置いてなかったりするから、今回購入することになるとはあんまり思ってなかった。

のに!家電量販店でけっこうしっかり目立つところに展示してくれてて

扉を開き、引き出しを開け、一歩下がって全体を見た時には

「これを買おう」と心に決めてしまった。

 

公式サイトでもしっかりアピールしてるけれど

開いた瞬間に全体が分かることって、すごくいい。

奥行に邪魔されて見えなかったもの、高さに阻まれて見えなかったもの

そういうのがなくなるって、とても快適。だし、在庫管理としてそうあるべき。

 

もともと背の低い冷蔵庫を探していて、三菱で探していたときも

1600mm級のところで探していた。最新モデルだとこんなとこ?

私は平均身長より高いので、多少高さが上がってもいいんだけれど

置き場の都合で、できれば奥行きも浅くあってほしかった。

背が低くて、奥行きも浅めってなると全然なくて、極端に小さい、いわゆる一人暮らしサイズになってしまう…。

でも、300Lを下回ると年間消費電力が上がるから嫌。

という、非常に面倒な客になっていた。

 

薄型を自称する冷蔵庫たち、だいたい500L超えだったりして

そんなにはいらん。マジでいらん。でもアクアはかっこよかった。

世帯人数が減少する社会を見据えて200Lサイズの省エネするか、

300Lサイズで選択肢を増やしてほしい。

 

みたいな感じに世を呪うほど冷蔵庫問題に悩まされた私の前に

颯爽と現る「背伸びせず使える冷蔵庫」!

高さ1648mm, 奥行 630mm!最高か!

容積、354L!ちょうどいい!

そして引き出しの開け閉めが、他メーカーの冷蔵庫と比較にならないほどに安定している!

実際に展示品を見た時に一番感動したと言ってもいい。

冷蔵庫の下段の引き出しって、けっこうガタつく。

ちゃんと作ってるのは東芝、次いで日立の印象。ああいうがたつきからパッキン痛んで冷気漏れたりするんだぜ。

なので家電量販店冷やかすときは引き出しをあえて横揺らしして安定してるかチェックしたりする。

これがね、過去一安定してた。

さすがモノづくりの地燕三条のメーカーや…。

 

ちなみに東芝は他の製品もわりと落ち着いた所作ができる作りというか

雑音を減らすような気遣いを感じる。生活に溶け込ませようとしてる。

日立と東芝はちゃんと丈夫で長持ちするものを提供しようとしてると思うんだよね。

そうでないメーカーが増えてきてるので、そこは応援したい。

 

TWINBIRDに戻って、ほかに加点したところ。

製氷機がなかった点。うちは氷ほとんどいらないので、製氷のためにスペース取られたくない派。たまにしか使わないのに洗わなきゃいけない箇所が増えるのも納得いってない。

そこに潔く製氷ケースだけを提供するTWINBIRD。

 

色がよかった点。光沢しない白。

これが本当によくって、実際に設置して、しばらく一緒に生活して思うんだけど

佇まいがうるさくない。壁に、部屋に馴染んでいる。

高さがないっていうのも威圧感圧迫感のなさに貢献してると思うんだけど

この白、まぶしくもなく、ほどよい清潔感だけが滲んでいて

ふとしたときに、「ああ、これにしてよかった…」って思う。

 

あとね、かなり静かだと思う。今のところ動作音を感じない。

今まで使ってきた冷蔵庫は東芝Panasonicで、サイズも違うから比較としては適正ではないのだけれど、

Panasonicはたまになんか怖いことあった?って感じの身じろぎするのがうざかった。

東芝は夏だけちょっと音したかも?冷房つけずに暮らしてたときだからすごい負荷かけたと思う。

今は夏24時間冷房つけるから、音気にせず暮らせるんじゃないかしら。

 

引き出しの安定感があるから当たり前なんだけれど

観音扉も安定してて、開けるときの音も静かでいい。

閉めるときだけちょっとまだコツがつかめずにバタンってしちゃう。

閉めが甘くなるのを心配してるんだけど、

開けっ放しになってるとアラート音出すので、だんだん人間のほうが慣れてくると思う。

ちなみにアラート音が出るタイミングはかなり早め。

買い出し後に入れてると毎回鳴るんだけど、近くにいるうちに気付くにはそれくらいがいいよね。

 

背が低いから、引き出しも浅めなんだけど、

冷食類が本棚みたいに綺麗に収まるからいいよ。何が入ってるかすぐわかる。

 

レビュー用になんか欠点ないかなって考えてみたけれど

全然思い至らない。

製氷なしは万人受けしないんだろな、くらい?

 

ちなみに、TWINBIRDの冷蔵庫製造実績があんまりないから

一応保証期間延長して購入したんだけど

この安定感だといらなかったかもしれない。

 

冷蔵庫買い替え時期が近い人はぜひ家電量販店で見てほしい。

快適さをイメージしやすいものが、あなたに合う家電のはず。

 

2022振り返り

変な時間にお昼寝しちゃって、例年になくモチベーションの低い1年振り返り記事書く。

年を重ねると時間の経過に雑になっちゃっていかんね。

ということで、印象的だったエピソードを思いつくままに書く。

 

・コロナ感染した

7月の第7波と言われている時期に感染した。しっかり後遺症っぽい感じになって1か月半まともに稼働していない。

とはいうものの、副反応同等くらいのピークと、だらだらと手を変え品を変え続く風邪症状くらいで済んだので思ったより軽症でよかった。コロナ流行初期に準備した入院セットの出番もなし。

最近は入院の扱いも変わったし、中身見直ししないとなー

 

・なんかすごい忙しかった

コロナ回復後からすんごい忙しくなって、こんなに働いたことないよってくらい働いてる。

そろそろ解放されたいなー。先が見えない状態で強いられ続けるのはつらい。

 

・冷蔵庫買い替えた

冷蔵庫の寿命はだいたい7年と言われており、我が家の冷蔵庫が6年目くらいになったときからずっと買い替えたいとは思っていたのだが、なかなか踏ん切りがつかずに3年くらい塩漬けてしまっていた。

踏ん切りがつかないっていうのは、目をつけている冷蔵庫は常にあったのだけど、いまいちデザインがかっこよくなくて、平たく言うとダサいなって思うところもあって

それを許容できるか?っていう問いに固まってしまってたというのが大きな要因だった。

冷蔵庫の最高峰は三菱っていうのが長いこと定石で、次買うなら三菱にしたいなってずっと思っていたので、それ以外にするっていうのも意思をひっくり返すようでなんだか…

でも、今年リリースされた全然違うメーカーの冷蔵庫に一目ぼれしてさくっと購入したので、片思いを長くしてることに価値はないってことを再認識した。

新しい冷蔵庫、かっこいいので後で別記事にする。

 

・杖買った

毎年初夏の貧血が酷すぎてまともに歩行できてないのだけれど

いよいよ杖を買った。すごく便利。一人で歩ける!

選ぶにあたって重視したのは、軽いこと、SGマークがついていることと、ネックが細くなっていること、の3点。

これだけなのに、意外に達成できているのがなくてビビった。

せめてSGマークくらいは当たり前に達成していてほしいというか、きちんと表記してほしい。

調べるにあたってちゃんと情報が同レベルで準備されてほしいんだけど

メインユーザーがそういう検索リテラシーがないんだろうなっていうのが分かる油断っぷりというか。

結果的に買ったのは、ちゃんとした老舗介護用品メーカーさんのやつになった。

みんなもてきとーな杖選んじゃだめだよ。危ないから。

 

関係ないんだけど、益若つばささんが同時期に杖を買っていて、非常にファッショナブルなサイトを紹介していたので、次買うならそちらも検討したい。

彼女の事故は非常に気の毒ではあるのだけれど、著名人がそういった弱さと向き合うというのは社会に必要なことだったと思うし、彼女の向き合い方も素敵だった。以前からYouTubeでたまに見てたんだけど、復帰するのを楽しみに過去動画見てる。

 

パオパオチャンネルのイベントに行った

数年前から推し続けているパオパオチャンネルが4月で活動を終えるというので、全力推し活した。

これも別記事書くべきだな。書きます。

 

・坐忘林に行った

ニセコにある高級宿に、わりと唐突に行った。

BRUTUSで高級宿特集になってるやつ買って眺めていた中で、一番刺さった宿。

ニセコ、冬はもう人気すぎて外国人観光客がめちゃくちゃお金落としてるらしいし、競争率低そうな夏に行った。

こっちはもう蒸し暑くなってきてるのに、現地はそれはそれはさわやかな風が優しく通り抜け、緑が美しく、天国のような居心地の良さだった。

建築として魅力的でもあり、美しく、心地よく計算しつくされた空間にいるのは安らぐなあと、語彙力を失いながら感じていた。

そんなに高級宿行くことないから、なんなら少し緊張するんじゃないかと思っていたのだけれど、完全に脱力してたし、すべてに満足していた。

 

名古屋駅にクリスマスエキスプレスごっこしに行った

去年に引き続き、クリスマスに東海道新幹線に乗るイベントをした。これを我が家ではクリスマスエキスプレスごっこという。

土曜日だったこともあってめちゃ混みだったのでサプライズ待ち伏せはしていない。

せっかく名古屋に来たし、ということで名古屋港水族館に行き、シャチをいいだけ眺め、本物のサンゴ水槽を堪能し、そして終始カップルたちに取り囲まれていた。

あとあれね、初めて知ったけれど、名古屋の高島屋はすごくにぎわっているのだなと思った。あんなに混んでる商業施設、東京でもあんまり見ない。

 

・ヨガ退会した

5年以上ヨガスタジオ契約してたけれど、忙しくなってきたのと、年間半分くらい体調悪いのとで休会がちだった。

残タスク感が気持ち悪かったので思い切って退会。

 

・アクセサリーつけ始めた

職場の後輩たちがいい感じにアクセサリーしてるのを見て触発された。

初手はイヤカフ。習慣化するためのモチベのためにそこそこ値の張るやつを買ったんだけど、2か月くらいでなくしたので、今後はなくしても悲しくないお値段で探す。

 

総括

忙しかったわりには人生楽しんでる感じがある。

忙しさがそのまま残業代に反映されたので、金銭的な自由度が上がったというのはありそう。

お金そのまま時間がほしいよー

 

 

 

 

 

息継ぎまで

長時間労働が続いて3か月ほどになる。

最初の頃はしんどかったけれど、もうこの生活サイクルに慣れてきて

あんまり疲れたなとも思っていない。

思うことをやめて、少しずつ身体を蝕んでいるんだろうなってことはわかってる。

原因不明の神経痛があること、急に神経性の腹痛になって動けなくなること、毎日のように痛み止めを飲んでいること。

丁寧に要素を上げたら、壊れてきてることは明白なんだけど

だからなに?それを理由に休める?

 

壊れかけを理由に自分と周囲を納得させるコストを支払うくらいなら

壊れちゃいたいなって思う。

 

と、半ば自暴自棄な記述を連ねたものの

このブログを始めるきっかけになった休職も、

これよりもうちょっとキツめの労働環境で身体を壊したことによるもので

休み方を心得ているので、人生をつぶすようなことはしない。

 

当時と違って労働の内容もやりがいあるし、なんだかんだ楽しいし

仲間は優しいしで、いわゆる働き盛りの充実感をここで得られてよかったとすら思える。

忙しさの中で講じてきたいろいろが利いて、少しずつ状況は改善しているし。

やっと、終わりも見えてきた。

 

家に帰れば至れり尽くせり労わってくれる人もいて

若い時みたいに不健全になる余地もない。

帰り道のメッセージの中で、何度感動したことか。

 

しんどい状況でも、表面に見える苦しみだけじゃないよって

こういう戦い方もあるんだなって思いながら過ごしてる。

新型コロナに感染して3週間療養した

第7波と言われている流行が始まったころに

新型コロナウイルスに感染した。経過を記録する。

 

検査を受けるまで

症状を自覚したのは、濃厚接触の2日後だった。

のどの違和感で目が覚めて「あ、やったな」という自覚ありありだった。

昼過ぎには咳込みが始まる。

まだ発熱もなかったから最寄りの無料検査会場に行けるかなと思っていたら、自覚症状があったら発熱外来へとの記載。

その日は病院がやってなかったので諦め。夜から徐々に発熱してきた。

 

翌日。

高熱&激しい咳&声が出ない状態で、完全に詰んだ。

発熱外来の予約受付はすべて電話である。

自力ではなにもできなかったので、病院の予約はやってもらった。

行政が公開している医療機関で自宅から行きやすい範囲のところ、だいたい5件くらいに合計200回くらいは電話したとのこと。

運よく夕方の予約を確保し、病院へ。

入口の手前に検査する人用のブースが作られていて、そこで検査。

抗原検査だったのですぐ結果が判明し、看護師さんが処方箋の受け渡しなどをしてくれて薬を受け取って帰宅。

受診料はかかったが、薬の支払いはなかった。

咳込みすぎて吐きそうになったり、呼吸困難になったりしつつ、高熱記録を伸ばしていった。

療養期間中

高熱と激しい咳込みは発症から4日間ほど続いた。

咳しすぎて腹筋が鍛えられた。

意外だったのが、咳と鼻炎とが交互にずるずると続くこと。

高熱が治った翌日の鼻づまりがあまりにも強固で、鼻づまりで窒息するかと思った。

赤ちゃん用の鼻水吸い取り器を検索しまくっていた。

鼻づまりは案外すぐ治ったのだけれど、ずっと痰がからんで苦しいのが続いた。

咳は治ったかと思えば、隔日で再発したりしてなかなか完治したと思えない状態が続いた。

 

療養期間後

医療機関に言われた療養期間は10日。

さすがに治るだろと思っていたが、全然治らなくて、むしろ後遺症として挙げられている症状が出てきた。

私がなったのは主に3つ

・強い倦怠感

・薬の効かない頭痛

・関節炎症

強い倦怠感は、そこそこ知名度があったというか、後遺症で有名な症状だったからこんなもんかという感想。(つらい)

聞いてないよ勘弁してくれと思ったのが頭痛で、痛すぎて吐きそうになる頭痛が1日中何日間も続いてヤバかった。

びっくりしたのが関節炎症で、朝起きると身体が甲殻類になったかのようなバキバキ状態で、脱皮する気分で少しずつ稼働するようにしていった。

倦怠感のせい?とも思ったが、明らかに関節の曲げが利いてない。指の関節に至るまでギギギッっと動く感じ。倦怠感がないときも発生していた。

 

頭痛がヤバすぎたのもあって、藁にも縋る気持ちでやったのが鼻うがい。

以前花粉症の時期にやってて下手すぎてやめていたが、

そうも言ってられんと再チャレンジ。

新しいボトルが使いやすかったのか、今回はうまく使うことができて

しかもめちゃくちゃ効いた。鼻喉らへんにあった悪いものが頭痛につながってたのかな。

あとはガンガンにビタミンCのサプリメントを飲んで、こめかみに冷えピタを貼ってしのいだ。

だいたい1週間でこれら後遺症症状も治まってきたので、これで社会復帰を目指す。

 

トータル3週間の闘病で、ほぼ横になっていたため体力の衰えがやばい。

咳込んでても吐きそうになるし、頭痛でも吐きそうになるから食べれる量も少なくってたぶん痩せた。

全然歩かなかったから近所を少し散歩しただけで足腰がガタガタになった。

あと、ずっと微妙に酸欠だったせいか、たぶん頭が悪くなってる。

前述に「ヤバい」を多用している辺りで察してほしい。

 

ともあれ、これで闘病生活もおしまい。

療養中に励ましのお声かけいただいたみなさま、ありがとうございました。

シャワーヘッドを交換した

現状のシャワーヘッドに不満があったわけではないのだけれど

最近はリファとかで髪も肌もつやつや、みたいな口コミを見てたら

初期投資さほど高くないのに効果あったらよくない?という気持ちになって買ってみた。

 

検討条件は以下の通り

 ・ウルトラファインバブルまたはそれに準ずる機能がある

 ・水圧弱め

 ・本体が軽い

 

で、買ったのがこれ

waterconnect.shop-pro.jp

 

結論から言うとめちゃくちゃよくて、

買ってから毎日入浴が楽しみになってる。

 

うちは物心ついた時から湯舟に浸かる習慣で

よっぽどのことがないとシャワーだけで済ませたりはしない。

ので、湯舟に張る水量を減らして、シャワー経由でお湯を継ぎ足し

身体を洗うときにシャワーを使う、というスタイルになった。

 

普段使うことのなかったシャワーフックの上段を使って

やわらかな細い湯をさわさわと浴びている。

心なし暖かさも違って、たぶん今までのが水滴が大きくてすぐ流れ落ちてたのが

ゆっくり伝るようになったのかなとか

湯気が出やすくてミストサウナみないになってるのかなとか

いろいろ考えるけど、感じる心地よさだけが正解。

 

星野リゾート界 加賀に泊まった

少し前、桜が満開の頃に星野リゾート界 加賀に泊まった。

小松空港についたときから、帰る時まで晴天の下の満開の桜が映えていた。

「こんなに晴れるのは珍しいんですよ。いい時に来ましたね」とのこと。

 

まずは観光名所の東尋坊へ。

風もさほど強くなく、波も穏やかで、きらきらの日本海

海沿いの岩場としては意外なくらいつるっとした岩肌で、あれは風化によるのか、岩の性質なのか。

駐車場から海までの道は数々のお土産屋さんと飲食店があり、今や首都圏で食べることができない生うにの握りを堪能した。

ちなみに、なぜか女性二人と男性一人の若い3人組が複数いて、アクティブに岩場を移動していた。うらやまけしからん。

 

その後水族館巡ラーとして、越前松島水族館に立ち寄り。

ホルマリン漬けが大量にあり、研究機関として、教育機関としての意図を強く感じるところだった。

他の水族館ではあまりタッチプールにいない生き物も触れるし、餌やり体験もできるしで、非常に刺激的。

ミズタコの大きな個体を触れたのは感動した。あのひとたち、あたたかいのね。

イルカショーのときに、個体ごとに名前らしい名前ではなく記号で呼んでいるのも好感が持てた。

名前ってエゴの押し付けって側面があるからね、ちゃんと生き物に向き合う姿勢としての記号、とてもよいと思う。

 

15時少し過ぎに星野リゾートにチェックイン。

マッサージの予約をしてあったので、チェックイン後すぐに受けた。

これがいわゆるホテルのマッサージとしてはかなり高レベルの施術で、

サウナでいう”ととのう”が、長時間続いている感じ。3日くらいもったと思う。

桜の見える露天風呂を楽しんでから夕食。

食材の豊かさ自慢の地域ですから、すべてがおいしい。

あんなに大きくてふわふわの鮑、初めて食べたよ…。

 

今回一番気に入ったのが、「古総湯」と呼ばれる山代温泉の公衆浴場。

洗い場もなにもなく、入ったとこで服を脱いでそのまま湯浴みするスタイル。

湯霊に感謝し、エネルギーをいただく場なので、熱くても水は足さずに湯もみせよとのこと。

これがめちゃくちゃ儀式っぽくてよかった。

このご時世だから誰もしゃべってなくて、温泉に向き合ってる感じがいい。

高い天井だから空気もこもってなくて、でも寒くもなく。

夜と朝、2回行ったけどまだ行きたい。古総湯入りにまた行きたい。

 

翌日は金沢21世紀美術館行って、兼六園ももちろん行こうとして、

あまりの広大さにあきらめて自転車で入口らへんを流して終わった。

みんな浮かれるよねってレベルの桜満開の道々で、たくさんの人が浮足立っていて、

あの中を限られた時間で歩くのは無理。

 

旅は心残りを残すくらいがいいのよ、と納得させながらの帰路。

世界に祝福されてるかのような旅路でした。